日本口腔インプラント学会2018に参加してvol.2(介護の現場のインプラント)
2019年01月28日
こんにちは。
西宮北口駅 東出口からスグ(徒歩3分)の歯医者
あおばヒロ歯科クリニック
院長の水尻 大希です。
今回はインプラント学会2018に関する昨年末のブログの続編です。
前回は、
歯科インプラントのメリット、社会的貢献度についてお伝えしました。
http://www.aobahiro-dc.com/s/detail.php?id=1694
さて、今回は
介護の現場における歯科インプラントの不安や悩みについて少し共有してみたいと思います。
ところで、歯科訪問診療では1.8%ほどの割合(100人に2人)で
インプラントが入っている患者さんに遭遇します。(日本大学、萩原芳幸氏らの研究データ)
ご本人でお口のケアができる場合は良いのですが、
「在宅」の場合は、ご本人でケアが出来ない場合も多いと思います。
患者さまのお口の中に歯科インプラントが入っていても
入っていることが分かりにくく、周囲の方々が気づけない場合もあります。
「どう触っていいか、どう清掃していいか分からない」などの介助者さまなどの不安の声もあると思います。
これらのことについては、
我々、歯科医療従事者が責任をもって情報や解決策をお伝えし、包括ケアに積極的に関わっていく必要があると感じています。
インプラントもご自身の歯と同様に、
しっかりとメンテナンスした上で長期に保てるものです。
ご家族の方には、
日頃からご家族でお互いに歯科インプラントの治療経験を把握していただくことも、トラブルを避ける大きな助けになると思います。
歯科医院によっては、埋入したインプラントの情報が記載されたインプラントカードを発行している場合もありますので、大事に保管・管理していただければと思います。
そして、インプラントのことを必要以上に怖がらず、ケアしていただきたいと思います。
たとえ、インプラントの周りが少し腫れていたとしても
我々が行うプロフェッショナルケアと
毎日の適切なブラッシングを覚えていただき続けることができれば、
大事には至らず、良好に経過することも多いです。
介助者さまは「他の事でとても忙しいのに・・・」と思われる場合も多いと思います(^^;)
恐縮ですが、ご理解いただけますと幸いです。
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
お読みいただき有難うございました。
西宮北口 阪急西宮ガーデンズ真横の歯医者さん
あおばヒロ歯科クリニック
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