抜けた乳歯はどうしたらいいですか?乳歯の保存法について解説

2024年10月11日

西宮北口 歯医者 乳歯ケース

当院でお渡しする乳歯ケース

当院では、抜いた乳歯は、ブラスチックの乳歯ケースに入れてお渡ししています。

お子さんに好評です。

さて、乳歯が抜けた時はどうしておくのがいいのかな?と思ったことはありませんか?

今回は、乳歯の保存法についてお伝えします。

抜けた乳歯はどうしたらいいの?

1.日本の風習にならう

日本では昔から、下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下へ投げるといいという風習があります。いい丈夫な永久歯が生えてくるおまじないです。

住宅事情から難しくなってきたようですが、今でも行われています。

海外では 、抜けた乳歯を枕下に置いて寝ると、歯の妖精「トゥース・フェアリー」が集めに来て、代わりにコインを置いていく、という言い伝えがあります。

お子さんと一緒に歯に願いを込めてもいいかもしれませんね。

※参考サイト テーマパーク8020 歯と口に関する言い伝え

https://www.jda.or.jp/park/knowledge/index22.html

2.自宅に保存する

西宮北口 歯医者 乳歯ケース乳歯ケースに保存するのが一般的です。

子どもの歯を大切に取っておきたい人は、専用のケースに収納することをお勧めします。

乳歯ケースを選ぶポイントは、収納したい歯の本数、デザイン、材質を決めて選ぶといいでしょう。

乳歯は全部で20本ありますが、1本ずつケースに入れて収納するもの、20本を全部1つにまとめて収納するもの、全ての歯を1本ずつ決められた場所に収納するもの、数本だけを保存するなどがありますので、どのように保管しておきたいかをまずは決めましょう。

今は、可愛いデザインのものがたくさん市販されています。

保存する箱のタイプから、飾るものまであります。

小さなものから大きめのものまでありますので、スペースに合わせて選ぶとよいでしょう。

デザインの他に材質も色々とあります。

主に使われているのは、プラスチック製、木製ですが、それぞれに特徴があります。

プラスチックのメリットは、カビが生えないこと、デメリットは変色や変形が起こることです。

木製のメリットは、高級感があること、デメリットは湿気に弱いものがあることです。

木製といっても桐箱は、木製のデメリットである湿気をコントロールしてくれますので、桐製がお勧めです。

へその緒を保管するときにも使用されるように、桐には、防虫効果、防カビ効果もあります。

今は、100均や雑貨店、ネット通販、様々なお店で乳歯ケースの取り扱いがありますので、ご家庭にあったものを探されてみてはいかがでしょうか。

お子さんと一緒に、乳歯ケースを手作りするという方法もあります。

乳歯は20本ありますので、1本ずつ保管したいときには、20個仕切りを作るといいですよ。

乳歯の洗い方

乳歯を保管する前には、しっかりと洗いましょう。

特に、磨き残しのヌルヌル=細菌ですので、歯の表面のヌルヌルは落としてから保管しましょう。血液も洗い流した方がいいです。

洗う際には、間違って排水口に流さないように、容器を用意してその上で洗うといいでしょう。

しっかり乾燥させてから保管することが大切です。

よりきれいな状態で残したい場合は、以下の手順でよりきれいにすることができるといわれています。

1.容器にオキシドールを入れて半日~一晩くらい乳歯をつけ置きする。

もし、オキシドールが無ければ、ハイターを薄めたものでも大丈夫。

2.歯ブラシ等で汚れを落とし、水で良く流す

入り組んだところの汚れが落ちないときは、つまようじを使ってもOK

3. ガーゼやティッシュで水分をふき取り、よく乾燥させてから保存容器へ

ケースの保管場所にも気を付けましょう。湿気が多いとカビの原因となります。

まとめ

乳歯の保管は乳歯ケースが一般的です。

ご家庭に合うものを探してみましょう。

しっかり乾燥した状態での保管がポイントです。

乳歯がグラグラしてくる歯の生え変わりの時期は、歯が揺れるため磨きにくくなります。

そのため、油断すると虫歯になることも。

しっかりとお手入れをして、健康な永久歯が生えてくるようにしましょう。

乳歯が生え変わるときの心配事は歯医者さんに相談しましょう。